2001年度 8月度アカデミー委員会
大乗寺 体験研修
 アカデミー委員会も後半にさしかかり、今までLIA会議など講師委員会を行ってきました。今月の委員会は、体験研修として自らを高め今一度自分を試してみるという目的で、禅の修行寺として名高い「永平寺」が本山の「大乗寺」へ14名のアカデミーメンバーが参加してきました。
 1泊の研修ではありましたが、座禅の作法や食事の作法はもとより、御拝、掃除など、ひとつひとつに意味のある厳しい規則での研修となりました。
 日頃、自由な中で生活し、何不自由なく生活している私たちにとって、自分というものを今一度考え直すことができた研修ではなかったかと思います。
金獅峯
大乗寺
 大乗寺は、大本山永平寺と大本山山總持寺を本山とする曹洞宗の寺です。
 永平寺を創建された宗門の高祖、道元禅師のもとで修行をつみ、やがて永平寺の三代目の祖師となられた徹通義介禅師が、加賀の守護職富樫家の帰依を受けて、野々市の地に開いた寺がこの大乗寺です。
今から七百余年前のことです。
大乗寺は永平寺、 總持寺の両大本山に特に法縁ある寺として有名なばかりでなく、江戸時代の住職二十六世舟宗胡・二十七世卍山道白の両大和尚が道元禅師の古規復興を志し、清規の整備に尽くし「規矩大乗」の基礎を築かれ禅の厳しい修行寺としても天下にその名を知られてきました。
 大乗寺がこの地に移ってきたのは、今から三百年ほど前のことで、元禄年間の加賀藩家老本多家の下護によるものであり典型的な七堂伽藍の配置になりました。
 森閑とした修行寺としての風格と寂びたたたずまいを尊重され、建物は国の重要文化財や県の文化財に指定されています。

8月25日
砺波商工会館 午後1:30集合

大乗寺到着 入口でハイポーズ。天気も上々
 でも、大乗寺のりっぱなたたずまいにみんなちょっと不安げ
















正門までの道のりは長かった
僕たちの修行の道のりとおなじなのか?
















 本当にきれいに清掃され、森閑としたたたずまいでした。
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